フランスの香り シトロエン パラス 5ドアクーペ2400CX
2016/03/08
通勤途中にある整備工場でいつも見かけていたのがこの車。
所有者は何台かメインの車を持っており、駐車スペースが無くなって整備工場に長期間預けられていた可愛そうな車だったのですが、なりゆきで私が所有することに。
独特な油圧サスやオイルダンパーで舟に乗っているかのように小さなショックも無くスムーズな走りができるようになっており、長時間運転しても全く疲れの来ない皮シートはさすがフランス製と感激。
ドラム回転式のメーターを始め、やたら球体を意識した各所のデザイン設計はかなりぶっ飛んでいたものの、それも慣れれば大きな味わいになっていました。
運転席わきの車高調整レバーでシャコタンにもハイリフト車にも簡単に大変身でき、路面状況や走行スピードによって上手く使い分けられたのも面白いところでした。
ただ電装系統に使用している配線材料が粗悪であり、ちょっと触っただけで外皮が剥がれたり、ヒビが入ったりという感じで、配線を全交換した後でないととても各所をいじれる状態にありませんでした。
当時の同僚がギンギンのBMWを所有していたのですが、同様の症状で走行中ボンネット内でショート、炎上したことがありました。
ジャガーやマセラッティにも興味がありましたが、やはり日本車が一番安心かもと再認識。