軽トラを便利に改造 ホンダ アクティトラック 2ドア 660
2018/04/08
2015年1月に田舎町の方の地続きの土地と旧家を入手したのですが、かなり大規模な修繕が必要な状況でもあったため、久しぶりに軽トラを手に入れることとなりました。
おそらく新車だったらパワステやパワーウインドウ等が付いたものを選べたのでしょうが、今回は建築廃材や建設資材を運ぶための理由であり、その作業予定期間である3年間を活躍してもらえればということで、とても年式が古く数万円の安価な軽トラ、、具体的にはエアコン以外には何も無い軽トラを入手することにしました。
まあ、購入理由が理由なだけに当初は何も無い軽トラということに全く抵抗が無かったわけですが、1日それで走っただけで気分が一転。
やはり何も無いよりはいろいろ有る車のほうが便利で楽しいのでは、と。
幸い、3月1日に実施された計量士国家試験も終わって気分が少し余裕になったので、本格的な家の修繕作業を開始する前にそれなりに便利で楽しい軽トラにしておこうと、軽トラ改造を進めてみることにしまし。
今のところの心の中の問答としては、
*現行4速MTでの田舎道の通常速度(70km)の走行ではエンジンが高回転になってしまって走行が楽しくない、、
では5速MTのミッションに交換してしまいましょう。
*軽トラと言えどもやはりタコメーターは欲しい、、
では付けてしまいましょう。
*まだ岐阜の土地は詳しくないのでちょっと不安、、
ではナビを付けてしまいましょう。
*AMラジオは付いているものの山間部は電波が入らず無音状態になってしまう。
さらに田舎町は数kmも信号の無い道が続くのも当たり前の世界なので、眠気防止のためにも何か音源が欲しい、、、
ではCDチェンジャーやDVDも付けてしまいましょう。
*日が暮れた後でも積み下ろし作業の可能性があるかも、、、
では荷台作業灯を付けてしまいましょう。
*作業灯の使用が長いとバッテリー上がりでセルが回らなくなるかも、、、
では大型補助バッテリーも付けてしまいましょう。
これがあれば荷台周りの作業中にCDやDVDも作動させることができるし、大型100Vインバーターも付ければ荷台での電動工具使用も可能になるので、更に便利になることでしょう。
*田舎道は今でもおせんべいレーダーでのスピード取締りをしている、、、
ではレーダー受信機も付けてしまいましょう。
*毎回鍵を使ってのドア施開錠はとても面倒、、、ではキーレスシステムを装着してしまいましょう。
また、せっかくドア内部をいじるので、ついでにスピーカー変更とパワーウインドウ化も実施してしまいましょう。
*時には名古屋の本宅と岐阜の家との往復の可能性もある、、、
では高回転域でも伸びのある走りとなるよう、点火時期を進めましょう。
また、気軽に高速も乗れるようETC装置も付けてしまいましょう。
*山間部の走行では霧の発生頻度が多く危険、、、
ではフォグランプも付けてしまいましょう。
とまあ、思ったことを挙げてはみたものの、全部を実施するにはあの狭いキャビンではおそらく不可能。
幸い、オーディオメインデッキ、CDチェンジャーやDVD、ナビ、ETC、100Vインバーター、大型バッテリー、レーダー、作業灯はガラクタ同然ながらも持っているので、とりあえずどこまで実現できるものか、やれるだけやってみたいと思います。
前置きがとても長くなってしまいましたが、当然PC相手では全く作業が進まず、、。
では早速これから実際の改造作業を開始していくことにしましょう。
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作業を開始してから1.5ヶ月くらい経ったでしょうか。
時間を見つけては作業を進め、現在は改造途中ながらも既に改築作業に試用しています。
補助バッテリー搭載や5速化は未だですが、とりあえず途中までの経過写真を掲載しておきましょう。
スピードメータのみのメータと、タコメータ付きメータは、ハーネスのコネクタが全然違うので、配線し直す必要があります。
また、タコ信号はメータまで来ていないので、信号線を引いて来る必要もあります。
参考に、配線の色と名称を載せておきます。
小さいコネクタ
赤/黒 イルミネーション
黄/白 燃料計
赤/黄 シートベルト警告灯
青/白 パワステ
白/赤 ハイビーム1
大きいコネクタ
赤/赤 ハイビーム
白/青 バッテリー警告灯?
黄/赤 油圧警告灯
緑/赤 サイドブレーキ
緑/青 ウインカー左
黒/黒 アース
緑/黄 ウインカー右
黄/黄 イグニッション(電源+)
赤/青 排気温度?
赤/緑 水温計
青/青 エンジン回転数
橙/橙 車速パルス出力
エンジン回転数の信号は、運転席シート下の青いケーブルから取ります。
アクティーーは4ストローク3気筒エンジンなので、クランクシャフト2回転で3回のパルス=(1回転で1.5パルス)が発生しています。
とりあえずこの時点での使い勝手や便利さはまあまあというところでした。
ただ、荷物を山積みした時はルームミラーが役に立たず、バックカメラに慣れてしまった私には、軽トラと言えどもバックする時にはちょっと怖い感があったので、その後バックカメラも追加しました。
まさか軽トラにバックカメラが必要とは思わなかったのですが、この作業を終えたところで荷物満載時でも安心してバックができるようになりました。
毎週末に整理作業し、この軽トラで既に3tくらいの廃材を処分してきたので、今では地元のクリーンセンターや金属買取業者さんとも仲良くなっています。
古い畳、障子やふすま、天井板や床板もこらから処分していくので、廃棄作業はおそらく9月末までかかりそうな状況。
次のステップとしては天井板や床材の買付け/取付け作業が待っているので、ちょっと気が遠くなっています。
今年(2015年)はちょうど今週末の7月11日から郡上踊りが始まるので、そこで気力の充電ができることが楽しみというところでしょうか。。
取り急ぎ全力を改築作業にあてて早めの家の完成を目指したいので、軽トラはしばらくこの状態で使っていこうと思ます。
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、、、そんなこんなで半年が経って、、、、この軽トラは年末大掃除にも大活躍しました。
が、その際窓ガラスの開閉度合いによって窓ガラスとパワーウインドウモーターが時々接触してビビリ音が聞こえるようになってしまいました。
もともとモーターと窓ガラスのすき間はほんのわずかだったため、きっとモーター固定金具角度等がわずかに動いてしまったのだろうと思います。
ビビリ音というのは長い時間聞いているとイライラするので、年末最後の車作業としてパワーウインドウモーター取付け位置をずらし、窓ガラスとの距離を大きく採ることにしました。
実施した作業写真を掲載しますので、ぜひご参考にしていただければと思います。
これが2015年の作業納めでした。